サーブを打つまでの20秒で次のポイントが決まる。
どんなに早いサーブや変化の有るサーブを打っても相手の得意な所で
常に良い返球をされて攻められては、ゲームが作れません。
セットアップやルーティンと言ったリズムとポイントを取る考え方を意識しましょう。
1.自分のルーティンを
1) 緊張したら身体の力を抜いて、体内に有った呼気を全部吐きだして
必要な分だけ軽く吸い込もう。緊張度が高い時は、軽いジャンプを
したり屈伸をしてリラックス。
(口をすぼめて5秒以上息を吐き鼻からゆっくり吸い込む)
2) 1)が完了したら、肩や腰、スタンスをボールの先に仮の目標地点に
設定し、自分が打ったサーブが思った飛球線を描き目標地点に落ち
変化する様子を想像します。
相手から返球されたボールをオープンコートに打ち、ここからゲームが
スタートすると言ったイメージ付けをします。
2.振り出しとフィニッシュを意識する。
先ずは、球の行方がどうであっても、普段道理のイメージで体幹を
乱さず、振り出しとフィニッシュを意識して、確り振り切る事です。
これを意識する事でスイングが安定し良い流れを呼び込めます。
1) トスを思う位置に上げ、ラケット面がボールのどの部分をどの様に
打ち抜くか、ラケットの振り出し位置とボールに接した時の面から
フィニッシュ位置を意識し、何時も通りのスイングをします。
2) 打つコースを決めておく。
2打目にオープンコートを作り易いワイドですが、初めからダブりたくない、
セカンドを撃ち込まれたくない・・・など色々悩み自滅への1歩を踏み
出しがちになります。
悩んだらボディー、スピードであったり変化であったり相手も悩むはず。
徐々に相手の苦手を探して行きましょう。
----ここからは2打3打目-----
3.ミスした時は、5秒だけ怒ってもOK
失敗をいつまでも悔やんだり、次のポイントまで引きずると、ミスを
繰り返しやすい。結果が悪かった時は自分に腹が立つのは仕方がない。
スパっと気持ちを切り替える方法を知っておこう。
お薦めは「ミスが出た時は5秒間だけ自分に怒る」これで気分転換して
次のポイントに集中しよう。
4.打ってはいけない場所を見つけて安全なエリアを狙おう。
プレー中におけるコースマネージメントは、リスクマネージメントです。
接戦時、気持ち的に早くポイントを取って楽になりたいと無理なコースや
相手の近くを抜こうとしてしまいます。プロでも常にベストショットを
打つのは難しい。
リスクを減らすためには、良いショットを打つ事よりも焦らず状況を考え
ベストルートを選択しチャンスを待ちましょう。
5.相手の苦手を突きすぎない。
相手の苦手コースだからと、相手が狭くしているコースを狙いすぎて
アウトしてしまう。試合中に外から見ていると良く気が付くシーンです。
得意サイドに打って相手に打ち込まれリードを許したくないからでしょう。
よく解りますが、打ちたくないので狭くしているという事は、得意コースに
広いオープンコートを作ると言ったリスクを相手は背負っているのです。
基本、オープンコートを攻めて苦手コースを突き甘くなった所をオープン
コートでポイントを取りましょう。
6.コースを決めてスイングに入ったらもう迷わない。
「あそこに打つ!」と確り決めて打てばナイスショットの確率が上がる。
狙いを決めたら、そこからは迷わない事が大切、フィニッシュまで確りと
振り抜く事だけを考えましょう。相手がケアに動いたり攻めに入って来た
ので余計な力が入ったり、無理な回避で相手にポイントを許すくらいなら
確り振り抜いて、次の対処をしましょう。