暑熱馴(順)化:暑さに慣れることです。

    暑熱順化すると、低い体温でも汗をかきやすくなり、汗の量は増えます。
   さらに皮膚の血流も増加します。
   皮膚の血流が増えることで、熱が逃げやすくなり体温の上昇を防ぎます。

   この事が、暑さに対して楽に過ごせる身体を作り、夏バテや、体のダルさを
   予防してくれます。また、汗腺で作られる汗は、毛穴から出る前に塩分が
   血液中に再吸収されると言われており、汗で排出される塩分が少なくなり、
   脱水になりにくくなるはずです。
    しかし、運動量の多い競技や、気温の高い時なども有りますので、塩分の
   補給や水分補給を忘れないようにしましょう。

 
暑熱順化の方法


     どのようにして暑さに慣れていけばよいのでしょうか。
   運動を行い汗をかくことも有効ですが、普段の生活を少し変えるだけでも、
   暑さに対する体の対応は変わります。適切な水分補給を行いながら、無理
   のない程度に行いましょう。
   「やや暑い中」で「少し苦しい」と感じる程度の運動(無理は禁物)を
   1日30分程度行ってください。自転車や、3分早歩きし・3分ゆっくり
   歩くの繰り返しレベルの運動が良いでしょう。
     私は、特に夏にはシャワーだけで済ませがちですが、週1回お風呂で
   少し熱めの湯舟に15分入る事で身体を暑さに慣らしています。
   しっかりお風呂につかって、身体を芯から温め汗を出す事は効果的です。
   風呂上りは、自然の風程度で、ゆっくり体温を下げた方が効果大です。


 有酸素運動

     ウォーキングやジョギングなど、汗をかきながらの運動も効果的です。

   衣服の調整で、寒い季節や気温の低い時間帯でも、しっかり汗をかく
   環境を作って暑熱順化を行ってください。

     ただし、高温多湿等の悪い環境下や、体調不良の時に厚着での運動は
   避けましょう。常に適切なエネルギーや水分補給を意識しましょう。

 
冷房にあまり頼らない生活を心がけましょう。


     冷房の
効いた涼しい部屋で汗をかかない生活から急に暑い環境で運動を
   する事が増えているため、暑さにも耐えられない、体温調整をする機能も
   低下しています。

   冷房の設定温度を少し高めにする、朝夕は室内に外気を取り入れたり、屋外
   に出るなどして、冷房に依存しすぎない環境作りを工夫し、少しでも暑さに
   慣れた身体作りを本格的に暑くなる前に行いましょう。