テンション調整
   ラケットフェイスでの調整
   マシンやストリングでの調整

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  テンション調整について

 コート、季節(天候)、標高による気圧変化などを考えてテンションを

設定してみましょう。

私がテニスを始めた頃の話ですが、普段は市街地に有るコートで

練習をして週末に800m位標高の高いリゾート地で練習や大会に

参加しました。65〜70ポンドで張ったフェースサイズ85インチの

ラケットで普段道理に打ってもその瞬間からアウトと判る勢いで

飛んでいきました。

気圧でボールの飛びが大きく変わると知った瞬間でした。

色々調べた結果、気圧が高い場所、気温が高い時もボールがよく

飛ぶことが有るので2〜5ポンド程度上げる人がいる事を知りました。

ストリングを張る時にも季節(気温)によって、同じ糸でも引っ張りに

対しての伸び方が違う気がします。

気がするとしたのは、油圧式のマシーンを使っているので気温で油の

動きが違うのか?と感じる時もあるからです。

毎日、練習する学生を除いて、週1〜3(1回1〜2時間)練習される

方で、ストリングの使用時間や季節による調整を考え、3ヶ月に1回

切れなくてもストリングの張替えをお勧めします。

 

  ラケットフェイスでの調整について

 同じシリーズで、フェイスの大きさが違うラケットが有ります。

大きいと打球感が柔らかく感じると思います。逆に小さいと

打球感が硬く感じます。

ラケットを変えフェースの大きさを変える場合は、普段使っている

フェイスの大きさと変えたラケットの大きさを考慮してテンションを

決めましょう。

 

  バネ式と電動式ストリングマシンでの調整について

     
  昔、60ポンドで張ってプレーしていた人が久々にテニスをと

    ガットを張り替えたり、ラケットを新調される際に昔のテンションで

    張り上げると「硬い・飛ばない・衝撃が大きい」という事があります。

    最近のマシーンは電動式でストリングスもポリが増えているため

    15〜20年前とは違うと思ってください。

     バネ式と電動式では、張りに違いが有ると言われています。

バネ式で60ポンドで張っていた物が、現在の電動式の53ポンドで

張った物と同程度の使用感になるそうです。

ラケットやストリングスの性能も進化しており、強く振り切っても

コントロール性が良いとポリを選択する人が増えています。

ポリはナイロンに比べて打球感が硬かったり、衝撃が大きく

ボールが飛ばないと感じるので、テンションを低い設定にする人が

増えています。

これらの理由からテンションの平均値が下がっていると聞きます。