ボールを打つとは
      ボールを打つのは、ラケット、ストリング、そしてプレーヤーの
     3つの要素によるコンビネーションです。
     コントロールに大きな影響を与えるのが、テンションです。
      ラケット素材がウッドだった頃は、55ポンドと言われていましたが、
     ラケット素材が軽く、硬くなった今では、少し硬すぎます。
     ウッドは、重く、柔らかく、インパクトとともにフレームがしなってからゆっくり戻る
     特性が有ったため少し硬めに張っていました。
     今では、ラケットが硬くなり、インパクト後は早くしなりが戻るため、ボールを
     ホールドし、コントロール性を確保するためにも昔と比べて少し緩く張ったほうがいい。
     マシンが油圧電動で自動化され精度が上がった今は、設定値に対して正確に張れる
     ため、あらかじめ硬く張る必要がない。
     ストリングも開発が進み種類も豊富ですので、ラケットやストリングの素材や特性にも
     注目は必要です。
      意外ですが、テンションが硬くても柔らかくても、スイングスピードが同じなら、
     ボールの飛びに大きな違いはありません。異なるのは、飛んでいく軌道です。
     球種とテンションの関係で言えば、硬く張るのは、フラット、軟らかく張るのは、
     スピンに向いている。
      一般的に緩いとパワーが出て、硬いとコントロールがアップすると言われています。