グロメットとは?
グロメット(grommet)は、布や板などの平たい物に開けた
穴に挿入される管である。グロメットは、穴が破損したり
磨耗しないようにするという、穴の補強の目的で使われたり、
穴の縁が鋭利な場合は、穴に通す物を傷つけないように
保護する目的で使われる。
英語では、小さなグロメットはアイレット(eyelet)とも呼ばれ、
靴紐を通すために靴に開けた穴などに使われるが、逆に
日本語では大きな物をアイレットと呼ぶ様です。
日本語ではハトメ(鳩目)と呼び、一般には靴・衣類・紙などに
紐を通す穴に取り付ける環状の金具を指します。
テニスでは、ラケットフレームに有る、糸を通す穴に
ハトメガイドの様な物が、穴に通して装着されています。
長いベルト状からパート毎に分かれてりる物、単独の物も
有ります。これらの物をグロメットと呼びます。
英語では、アイレットと呼ぶのでしょうか?
昔の木製ラケットは、穴の角が少し大きく丸みを付けて
あったり、糸のテンションで木に糸が、めり込んで丸く
なっていったので必要なかったのでしょう。
役割としては、糸の傷つき防止です。
フレームが木製から金属やカーボン製フレームになり、
鋭い角で糸が傷つのを防ぐためグロメットが使われる
様になりました。
最初は、単独だった物が連続したベルト状に変化し、
更に丸みを付け糸の動きをスムーズにし反発性を高めたり、
保護以外にも振動や衝撃の吸収、打球感を良くする構造も
考慮されています。
今でもグロメットの無いラケットは、存在します。
プリンスのカーボン製で糸を通す大きな穴が開けてある
タイプも有ります。
グロメットの破損について
可能であれば補修や交換が必要です。
最近では、硬いポリを高いテンションで、張りボールを強く打つため、
グロメットの破損が増えています。
破損していてもある程度使用可能ですが、ストリングの角切れや、
ラケットが破損する事がありますので、交換や修理をお勧めします。
常に車の中に置く(放置)方もおられますが、温度差が激しいので、
必ず降ろしましょう。グロメットどころかラケットが折れます。
グロメットの破損は、糸を傷つける原因になりますので、
破損したら交換をお勧めします。パート毎の物も1本分の
セット購入になります。2000円程度で販売されていますが、
ラケットが古くなると入手困難になる物も有ります。
ラケットのシリーズによって違いますので注意ください。
交換も専門店にお願いした方が良いと思います。