人生で起こったことに、無駄なことはない

      これは後からじっくり考えてみて、自分を成長させるためには、必要な

     失敗だったとプラスに処理することを言っています。

 

     しかし、一度目の無駄な失敗は勉強だと許される場合もありますが、2度目

     以降は駄目で、通常同じ失敗の繰り返しは許されません。

 

     結果には原因があり、負傷や故障したことにも原因があるのです。

 

     2度同じ失敗を繰り返さないためにも、何事においても原因追究は本気に

     なって取り組むべきだと考える。

     故障は辛いことですが、ピンチはチャンスとして捉え、日頃出来なかった

     こと、やりたかったことに挑戦するいい機会、メンタルの一番大切なことは、

     勉強して自分の生き方、考え方を確立すること。

     故障やスランプの時期はこの二つに取り組むと良いです。

 

       1.知識の基になる各分野の達人の話を聴く機会を作る。

 

       2.自分に変化を与える本に出会って何度も読む。


 自分の人生を考える時、3つの眼を持つ

 

      「虫の眼を持て、鳥の眼を持て、天の眼を持て」 です。


     1.虫の眼とは、

 

      自分の回り(現場)で起こっている現象をしっかり観察する。

 

      人間関係であったり、故障している時は、怪我の程度や回復時期の把握、

 

      やるべきトレーニングを考え、今の自分がやれることに一点集中することで

      活路が開かれる。


     2.鳥の眼とは、

 

      俯瞰(ふかん)鳥瞰(ちょうかん)する。

 

      自分の人生や自分の努力する方向の確認のため客観視することを言う。

 

      コーチ的目線に立って物事を判断し、故障時なら、直ったらこれをしよう!

 

      こういうプレーをするためには、今このトレーニングをしておけばきっと

      役に立つと考えます。

 

      私達は往々にして感情に流され、大事な所で失敗をして後悔することが

      有ります。

 

      客観視することで自分の立ち位置が明確になり、苦しい出来事やリハビリも

      頑張れる様になります。

 

     3.天の眼とは、

 

      自分の一生を想定し、次に想定を早送りして区切りのいい地点まで

      行ってみます。

         (ここで区切りのいい地点とは、スポーツキャリアを終える日など)

 

      そして、その地点から現在の悩みや不安を整理して解決策を出すのです。

 

      例えば故障した時、周りが上達して自分だけ取り残され不安になります。

 

      まず、スポーツキャリアを終えた時点まで早送りして、故障の時期を振り

      返り「あの故障の時期にこれをしておいたら後々役立ったな」と思える

      ことをしておく、長いスパンの中で「今」を見ると、悩みが吹っ切れたり

      不安がなくなり、今するべきことが見えて来るのです。

 

      後悔の無い人生を歩んで行くために、その時々で必要とされる

      「3つの眼」を上手に使って下さい。